
ジュエリ−で身を「飾る」、という概念がない大昔から、宝石はなんらかの形で人間たちのものになってきた。
それらは、原石がカットされ、磨き上げられ今日の美しい宝石の状態に研磨される技術がまだない頃から、護符として大切にされていたのである。
宝石には、なにか秘められたものがある、、、、、、
古代人はそう無意識に感じとっていたのだろう。
これは、数日前ある女性から報告されたレポートである。
彼女は数ヶ月前、「ソウルメイト」との仲を取り持ってくれる、と言われるグリーンのフローライトを買い求めた。(注)
遠距離恋愛中のパートナーを思ってのことだった。
会いたくてもなかなか会えないもどかしさに加え、彼女の悩みは異性からの数々のアプローチ。
彼女の魅力に魅惑され、男性からの誘いが絶えないのだ。
(これは、彼女が女性としての魅力を最大限に発揮するパワーストーンを身につけているから、という説もある)
いつもであれば、他の男性からどんなにアタックされても、彼女のこころはいつも遠くにいる彼のところに。
そして、ふたりのなかはたしかな絆で結ばれている、はず、、、だった。
しかし、強い結びつきがある関係もゆらぐとき、があるのだ。
「彼の愛の深さがわからない、、、」
そう感じはじめたとき、また数々の男性が現れ始めた。
まるで、彼女の不安を嗅ぎ付けたかのように。
そんなある日、ふと鏡をみた彼女は、イヤリングが片方ないことに気がつき慌てた。
部屋のなかを探してみると、絨毯の上にまっぷたつに割れたフローライトが、、、、。
(写真参照)
そこで、びっくりした彼女から連絡をもらった、という次第なわけだが、先日その例のフローライトをみせてもらうと、見事に真ん中で割れていた。
宝石には、「劈開」というものがあり、機械的な打撃が加わった時に特定な一定方向(結晶の構造にそって)に平行かつ平滑に割れることがある。
たしかにフローライトは、完全な劈開をもっているのだが、身につけている最中に(特にどこにもぶつけたりもしなかった)割れた、という話は初めてだった。
その二つに割れた石と、まだ割れていない石をうけとって「おやっ?・・・」と思った。
たしか、このフローライトはグリーンだったはず、、、、、。
しかし、割れてもどってきた石は、薄い黄緑。
(写真の左下がグリーンフローライト。明らかに色がちがうのがわかる)
一ヶ月ちょっとで色が変わってしまった、、、、、?
「あらぁ、本当にこの石、頑張ってくれてたのねぇ、、、、」
と彼女は驚嘆していたが、まだお店に残っている同じタイプのジュエリーには、変色も破損もないのだからどうしたものか説明がつかない。
よく、水晶などが身代わりになって割れる、という話を聞くが、、、、、。
「これを付けてるとね、波長の合わない人とはとことん合わなくなるのよね〜。思ったこととかもズバっといっちゃうし。自分でもびっくりするんだけど。」
と彼女が続けた。
色が褪せ、割れてしまったフローライトを眺めながら、
「そんなこと、どこの本にも書いてない、、、、」
と考え込んでしまった。
パワーストーンも奥深い。
おわり。
注 relax DIVA イヤリング。フローライト、淡水パール、925シルバー

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